社員インタビュー 04
親切に道案内され
入社前から好印象
私は大学で物理学を専攻していましたが、2年で中退し、その後は約4年間フリーターとして過ごしていました。人材派遣会社での単発仕事やネットカフェの店員、さらにはプログラマーとしての経験もあります。正社員としてプログラマーとして働きたいと考え、就職活動に励んでいましたがなかなかうまくいかず、一時期悩んでいました。
そんな時、母の知人で、多摩住宅サービスの世田谷支店に勤務している職人さんから「世田谷支店で正社員を募集しているよ」と教えてもらいました。建築関係の仕事についてはまったく考えたことがありませんでしたが、「URの工事を担当する安定した仕事」と「職人さんからの評判が良い」という点に引かれ、応募を決意しました。
入社面接の際、事務所の位置がわかりにくく迷っていたのですが、それを見かけた世田谷支店の大工さんが親切に声をかけてくれました。面接する前から、会社に対して好印象を抱いていましたね。
フリーター時代は、建築とは全く無関係な仕事に従事していたため、入社後の不安はありました。最初は知らないことだらけでしたが、先輩はもちろん、職人さんや協力業者の方々にも、「これはどうしたら良いですか」と何度も質問しました。積極的に質問をすることで、職人さんへの作業依頼がしやすくなり、自分自身の知識も深まっていったのです。
また、建築は生活環境を作る仕事であり、自分自身の生活にも深く関わっています。そのため、仕事を通じて知識と経験が増えるほど興味が湧いてくる奥深い仕事だと感じています。多摩住宅サービスは社員も職人さんも皆さん親切で、フレンドリーに接してくれます。しっかりとした仕事の流れがあり、社員と会社の間には信頼関係があるので成長しやすい環境だと思います。
営業ノルマがなく残業も少ない働きやすい環境
現在の仕事内容としては、団地の空き家リフォームがメインです。それに加えて、大規模な改修や外壁塗装など、計画的に行う大きな改修作業も手掛けています。空き家リフォームでは営業と施工管理を担当し、大規模改修では副担当として全体のマネジメントを行っています。仕事を通じて知識が蓄積されると、対応できる仕事の範囲も広がっていきます。
営業のノルマがなく、残業もない点も気に入っています。入社前に経験した人材派遣の仕事では夜勤が多く、日常生活のリズムを作りづらい状況が多かったのですが、ここに来てからは安定した生活リズムを築けていますし、プライベートも充実するようになりました。完全週休2日制なので、仕事と休息のメリハリもつけやすくなりました。
労働環境を良くするために会社が積極的に動いてくれることに感謝しています。
仕事を効率化するための提案を会社と仲間がしっかりと受け止めてくれた
仕事をより効率的にするための提案に、この会社はしっかりと耳を傾けて、新しい進行方法が定着するように協力してくれます。具体的には、スマートフォンを使って建築関連の書類や写真を登録するシステムを提案しました。工事前に部屋の写真を撮影し、工事の内容に応じた写真を撮る必要があります。ときには、6人で一つの空き家を最初から最後まで仕上げることもあります。そのため、撮った写真を誰かに渡すという作業が増えており、それが混乱を招くこともありました。
その課題を解決するために、Googleスプレッドシート等を使用して、写真を登録できるツールを自作しました。写真を撮影したらその場でスマートフォンに登録することができます。登録された情報を全員で共有し、活用しています。これにより、ミスの発生が減少しました。新しいやり方を、同僚たちが認めてくれたことも嬉しかったです。
今後も、情報共有の部分で会社に貢献できるシステムを提案し続けたいと思っています。例えば、団地の建築施工管理に必要な知識や情報を、全員が理解しやすい形でマニュアル化したり、データベース化することで必要なときにすぐに取り出せるようにする計画を立てています。
建築に全く未経験であったり、建築に興味がない状態でも、住まいには誰もがある程度関わりがあるので、関心を持って取り組むことができます。実際に仕事に関わってみると、面白いと思う部分が見つかるかもしれません。
入社当初は本当に未経験で、仕事の進行方法や発注の方法が分からない人もたくさんいますが、そんな人たちでも、上司や職人さんの助けを借りて現場を回り、問題なく仕事に取り組めるようになっています。だから、安心してください。
